令和5年1月~2月、国会議員等の税務支援事業の視察について
令和4年度所得税の確定申告期間中に東京税理士会の税務支援事業が実施され、当該事業への理解を深めるために、日本税理士政治連盟からの要請により、本連盟は単位税政連をとおして東京税理士会支部、税理士後援会と連携して、推薦国会議員等による視察への協力を行った。(17議員、延べ24会場)
合同セミナーを開催
本連盟は東京税理士会と共催で2月10日、合同セミナー(基調講演及びパネルディスカッション)を衆議院第一議員会館にて開催しました。
第一部の基調講演は、自民党の松本洋平衆議院議員を講師に迎え「我が国の課題と第211回国会について」をテーマに講演が行われました。
続く第二部のパネルディスカッションでは、「令和5年度税制改正大綱を読む」をテーマに、熱心な議論が行われました。
今回はパネリストとして、自民税調幹事の上野賢一郎衆議院議員、自民党の松本洋平衆議院議員、同じく自民党の辻清人衆議院議員、東京会・調査研究部の矢ノ目忠部長、本連盟の菅原祥元副会長を招き、コーディネーターを本連盟・政策委員会の森下清隆委員長が務め、令和5年度税制改正大綱の全体的な説明に続き、個人所得税、資産課税、法人税、消費税などについて、参加した会員の前で熱心な議論が繰り広げられました。
立憲民主党との懇談会を開催
本連盟は1月30日、衆議院第一議員会館において立憲民主党との懇談会を開催しました。
5回目の懇談となる今回は、「令和5年度税制改正に関する要望」をテーマに、約30名の本連盟役員等が参集し行われました。
開会にあたり本連盟の名倉会長より、次のあいさつがありました。
昨年末に税制改正大綱が公表されたが、本連盟の要望が全て反映されたわけではなく、特にインボイス制度の導入に関しては、要望の一部実現にとどまったという状況である。昨年に引き続き、立憲民主党の先生方には国会の関連委員会における質問に期待している。
これを受け、同党の東京都連合会顧問である海江田万里衆議院議員から次のあいさつがありました。
ちょうど本日より予算委員会が開始された。東税政の要望に関しては予算委員会での質疑が肝要となる。この懇談会でいただいた要望を関連する委員会で対応したいと考えているので、改めて詳細な説明をお願いしたい。
◇ ◇ ◇
続いて、本連盟の森下清隆政策委員長より、「令和5年度税制改正に関する建議・要望」から、インボイス制度関連をはじめとする重要要望事項を中心に説明があり、次に今回参加された同党の議員からのあいさつに続き意見交換を行い、盛況のうちに閉会となりました。
なお、出席した国会議員は、次のとおりです。
【衆議院】
海江田万里議員(1区・比)、松原仁議員(3区)、手塚仁雄議員(5区)
落合貴之議員(6区)、長妻昭議員(7区)、山岸一生議員(9区)、菅直人議員(18区)
末松義規議員(19区)、伊藤俊輔議員(23区・比)
【参議院】
塩村あやか議員(東京)、川田龍平議員(比例)(順不同)
税制改正要望フォーラム2022を開催
11月28日、本連盟は東京税理士会と共催で「税制改正要望フォーラム2022」を衆議院第一議員会館にて開催しました。
今回で7回目を迎えるこのフォーラムの目的は、「令和5年度税制改正の動向について」をテーマに、令和5年度の税制改正に関する要望の説明と国会議員を交えてのパネルディスカッションを行い、意見交換を通じて要望の実現を図るものです。
第一部では、森下清隆政策委員長から、日税政の「令和5年度税制改正に関する建議・概要」を基に、適格請求書等保存方式の導入時期を延長するか、中小企業の実務を踏まえた柔軟な運用を行うことなど、要望事項に関する説明がありました。
続く第2部では、「令和5年度税制改正の動向について」をテーマにパネルディスカッションが行われました。参加パネリストは、次のとおりです。
〔パネリスト〕
衆議院議員 平 将明氏(自民党)
岡本三成氏(公明党)
土田 慎氏(自民党)
東京税理士会 矢ノ目忠調査研究部長
東京税政連 菅原祥元副会長
〔コーディネーター〕
東京税政連 森下清隆政策委員長
パネルディスカッションでは、主にインボイス制度の導入について討議されました。
最後に坂田幹事長から、本連盟の活動報告があり、予定していた内容を全て終了しました。
関係省庁との勉強会を開催
10月27日、本連盟は、東京税理士会と共催で、「令和5年度税制改正の動向に
関する勉強会~財務省・国税庁・金融庁・総務省・経済産業省・中小企業庁の
担当者と語る~」を衆議院第一議員会館にて開催しました。
この勉強会は、片山さつき議員の協力のもと、改正税制及び中小企業税制に関し、
関係省庁の担当官(課長クラス)を招いて勉強会を行い、税制改正の動向に関す
る理解を深め、要望実現に向けた活動の充実を図ることを目途としており、今回
で7回目の開催となります。
冒頭、片山議員は各税政連からインボイス制度の導入について、延期又は実務を
踏まえた柔軟な運用を行うことの要望を聞いているので、しっかり議論を重ねて
いきたいとのあいさつがあり、続いて、本連盟の税制改正要望に対し、参加した
各省庁の担当課長や同補佐から詳細な説明と会場からの質疑に対する回答があり
ました。
参加した関係省庁は、次のとおりです。
財務省(主計局、主税局)、国税庁(長官官房、課税部)、金融庁(総合政策局)、
総務省(自治税務局)、経済産業省(経済産業政策局)、中小企業庁(事業環境部)
第56回定期大会を開催
本連盟は、9月20日、第56回定期大会を京王プラザホテルにおいて開催しました。
今回も昨年同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため大会前に開催する研修会は中止としましたが、3年ぶりに懇親会は開催されました。今大会では、例年審議される本年度の収支予算、運動方針、組織活動方針など全6議案が承認可決されました。
この中で令和4年度運動方針では、令和5年度税制改正に向けての課題として「インボイス方式導入について、延期又は実務を踏まえた柔軟な運用を行うこと」「基礎控除へのシフトと基礎的な人的控除の引上げ」などを盛り込み、強く運動を行うこととしています。
名倉会長は挨拶で「改正税理士法が本年3月の参議院本会議で可決・成立し、実に8年ぶりの大幅改正となったが、デジタル化社会への即応や税理士試験受験者数の減少への対応など、大きな意味を持つ改正であると感じていること、喫緊の課題である組織率の向上に向け、さらに対策を講じていきたい」と述べました。
なお、大会及び懇親会参加者には、検温、マスク着用を依頼するなどして感染防止に対応しました。
中小企業関係団体との懇談会を開催
本連盟は3月23日、東京税理士会と共催で「中小企業関係団体との懇談会」を開催しました。29回目を迎えた今回は、第一部で令和4年年度税制改正要望並びに税理士法改正について、第二部では、コロナ禍における中小企業対策とインボイス制度の準備等について意見交換を行いました。
第一部では、矢ノ目調査研究部長から、東京会の令和5年度税制改正意見について重要な4項目及び新規項目を中心に説明があり、続いて、各参加団体における令和4年度の税制改正要望並びに中小企業対策への取組について説明がありました。
続く第二部では、全国商工会連合会が実施したインボイス制度に関するアンケート結果を中心に活発な討議が行われ、充実した意見交換となりました。
なお、当日参加した関係団体は次のとおりです。日本商工会議所、東京商工会議所、全国商工会連合会、東京都商工会連合会、全国中小企業団体中央会、東京都中小企業団体中央会(順不同)。
合同セミナーを開催
本連盟は東京税理士会と共催で2月7日、合同セミナー(基調講演及びパネルディスカッション)を衆議院第一議員会館にて開催しました。昨年は1月に緊急事態宣言が発出されたため、中止となったことから2年ぶりの開催となりました。
第一部の基調講演は、公明党の竹谷とし子参議院議員を講師に迎え「我が国における公会計の現状と課題|財政の『見える化』への取り組み|」をテーマに講演が行われました。
続く第二部のパネルディスカッションでは、「令和4年度税制改正大綱を読む」をテーマに、熱心な議論が行われました。
今回はパネリストとして、自民税調幹事の上野賢一郎衆議院議員と同じく税調幹事の小倉將信衆議院議員、東京会・調査研究部の矢ノ目忠部長、本連盟の菅原祥元副会長を招き、コーディネーターを本連盟・政策委員会の森下清隆委員長が務め、令和4年度税制改正大綱の全体的な説明に続き、個人所得税、資産課税、法人税、消費税について、参加した約100人の会員の前で熱心な議論が繰り広げられました。
立憲民主党との懇談会を開催
本連盟は1月24日、衆議院第一議員会館において立憲民主党との懇談会を開催しました。
4回目の懇談となる今回は、「令和4年度税制改正に関する要望」をテーマに、約30名の本連盟役員等が参集し行われました。
開会にあたり本連盟の名倉会長より、次のあいさつがありまた。
昨年の通常国会の際は、財務金融委員会などで貴党の議員各位にインボイス制度導入の延期もしくは廃止、確定申告期限の延長など、本連盟が要望している事項に関し質問していただき、この場を借りて感謝申し上げたい。また、今年は税理士法改正が行われるので、ご協力を賜りたいと考えている。
これを受け、同党の東京都連合会顧問である海江田万里衆議院議員から次のあいさつがありました。
東税政の税制改正要望は、第一にインボイス制度導入の反対であることは重々承知している。昨年、私や末松議員などで財務省に対しインボイス制度に対する申し入れを行ったが、10月1日に登録申請が開始されてしまった。
この制度の導入で懸念されることは、納税者が自身に関係する制度であることを理解していないことであり、納税者が理解するように対応するのが政治家であると考えている。
衆参両議院において予算委員会などでは意見・質問を述べていくと共に、インボイス制度導入に関しては税理士の先生方が懸念していることを伝えていきたいと考えている。
◇ ◇ ◇
続いて、本連盟の森下清隆政策委員長より、「令和4年度税制改正に関する要望(概要)」から、軽減税率制度とインボイス制度導入の反対をはじめとする3つの重要要望事項を中心に説明があり、次に今回参加された同党の議員全員からのあいさつに続き意見交換を行い、盛況のうちに閉会となりました。
なお、出席した国会議員は、次のとおりです。
【衆議院】
海江田万里議員(1区・比)、松原仁議員(3区)、落合貴之議員(6区)、大河原雅子議員(21区・比)
【参議院】
蓮舫議員(東京)、小川敏夫議員(東京)、塩村あやか議員(東京)、石川大我議員(比例)(順不同)
税制改正要望フォーラム2021を開催
12月8日、本連盟は東京税理士会と共催で「税制改正要望フォーラム2021」を参議院議員会館にて開催しました。
今回で6回目を迎えるこのフォーラムの目的は、「令和4年度税制改正の動向について」をテーマに、東京会と本連盟の税制改正に関する要望を説明し国会議員を交えたパネルディスカッションを行い、意見交換を通じて要望の実現を図るものです。
第一部では、本連盟の森下清隆政策委員長から、日税政の「令和4年度税制改正に関する建議書の概要」を基に、適格請求書等保存方式(インボイス方式)の導入反対、役員給与税政の抜本的な見直し、災害損失控除の創設などに関する説明がありました。
続く第2部では、「令和4年度税制改正の動向について」をテーマにパネルディスカッションが行われました。参加パネリストは、次のとおりです。
〔パネリスト〕
衆議院議員 末松義規 氏(立憲民主党・東京19区)
東京税理士会 矢ノ目忠 調査研究部長
日本税理士政治連盟 吉川裕一 国対委員長
東京税理士政治連盟 菅原祥元 副会長
〔コーディネーター〕
東京税理士政治連盟 森下清隆 政策委員長
パネルディスカッションでは、主に①東京税理士会の税制改正意見書の重要項目、②各国会議員に対し行った陳情の感触、③インボイス制度、④最低賃金引き上げに向けた対策、⑤災害損失控除の設立などについて討議されました。
また、後半は坂田幹事長により、税制改正法案成立までの行程や、与党税制調査会における税制改正大綱公表までの審議経過などに関する説明があり、予定していた内容を全て終了しました。