第58回定期大会あいさつ(抜粋)
東京税理士政治連盟 会長 名倉明彦
皆さま、こんにちは。東京税理士政治連盟会長の名倉です。
本日は本連盟の第58回定期大会に多数のご来賓、代議員、会員の皆様にお越しいただき、誠にありがとうございます。
さて、この1年を振り返りますと、昨年の5月に新型コロナが5類に移行しましたので、コロナ前の通常の活動に戻ることができました。
例年にない活動といたしましては、2年に一度開催の東日本六税政連役員連絡協議会を本年4月に本連盟が当番会として、ここ京王プラザホテルで開催をいたしました。協議テーマである組織率向上に向けた取組み及び財政状況について、どの単位税政連も同じ悩みを持っているということがよく分かって、共感できた良い協議会になったと自負しております。
次に国会陳情ですが、昨年5月の早期陳情、それから8月の一斉陳情を行いました。その結果、法人版事業承継税制・特例承継計画の提出期限の延長、賃上げ促進税制に関する繰越控除制度の創設などが実現しました。
本年8月の国会陳情は、日税連の建議書に基づき、中小企業等の軽減税率の延長、確定申告期間の拡大、消費税の単一税率化を中心に行いました。
さらに自民党との朝食懇談会についても、4年ぶりに再開し、議員に我々の要望を理解していただくためのよい機会になったと考えております。
さて、ただいま自民党総裁選真っただ中であります。政治資金規正法については対応がまだ不十分でありますので、次のリーダーにはしっかりと改革をしていただきたい。
自民党総裁選挙に続いて実施が予想される衆議院選挙については、本連盟も十分に準備をしなくてはなりません。現在、三次推薦を各単位税政連にお願いをしているところであります。
最後に組織率の向上に関連して、単位税政連には、支部の会員全てで構成される旨の規約改正を各単位税政連にお願いしているところでありますが、改正されたのは48単位税政連のうち半分程度です。これを進めると、税理士会員全員に会費納入のお願いができますので、是非改正していただきたい。
本年も会員数は若干減少してしまったことは誠に残念です。会員の増強については、会員の皆さまにもご協力をお願いしたいと思います。
本日は、この一年の総決算ですので、是非とも忌憚のないご意見を出していただいて、この大会を盛り上げていただきたいと思います。