会長退任に当たって 我が「東税政」永久に不滅です!
東京税理士政治連盟 会長 名倉明彦
歴代会長が最も悩んだ課題のひとつに本連盟の組織率の低下があります。
平成6年にそれまでの税理士会員の全員加入がなくなり、平成22年に加入率が5割を下回ることとなってから、ほぼ一貫して組織率が低下してきています。
そこで現執行部では、このような事態を打開するため、加入促進策を網羅的に行うこととして、昨年12月に「税理士政治連盟組織強化策《手引き》」を策定、本連盟ブロック会議で説明し各単位税政連とも共有して、本年から本格的に実施しました。
手始めに東京会の証票交付式における加入勧奨の方法を変更した結果、変更前は平均して対象者の10%前後であった加入者数が数倍になり、早くも効果がありました。また同く1月から、主として当職と幹事長が各支部の会議に出席し、税政連の必要性を説明し加入のお願いをしたところ、支部長からの強力な後押しがありその場で数名の加入があるなど、こちらも効果を実感しております。
さらに、これまであまり注力していなかった税理士法人からの要望事項について、税理士法人制度シンポジウムを初めて開催し、多数の会員にご出席いただきました。今後は、税理士法人の社員税理士、所属税理士の方々にも税政連の必要性を感じていただけるよう、施策を講じて参ります。
いずれにしても組織強化は永遠の課題と言え、会員並びに役員の皆さまには引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
さて最後に私事ではございますが、9月開催の定期大会をもって、会長を退任いたします。三期6年の間、会員、役員の皆さまからのご指導、ご支援のお陰を持ちまして、大過なく務めることが出来ました。
私は今期で会長を退任しますが、「我が『東税政』は永久に不滅です!」
第59回定期大会は、私の会長としての最後の大会になりますので、大勢の皆さまがご出席くださり、熱心な討議が行われることを期待しております。